手打ちそば 茶話駄
※ 前回から続く
尾道ふれあい温泉から、本日の目的である蕎麦屋「茶話駄」に向かう。どちらも御調の中心部にあり、クルマで5分ほどの距離。
R184府中別れ交差点を府中方向(R486)に進む。約600m進むと、左手に小さな茶話駄の看板。ここを左折するのだが、これが相当わかりにくい。リョービの工場まで行ってしまったら、200mバックすると思えばよい。
左折後、田んぼと宅地の間をすり抜ける狭い路地を進む。ホントにこれで合ってるの?と思った頃に、また小さな茶話駄の看板が出てきて安心したりする。道なりに約800m直進で到着。

白い漆喰塗りの塀に門のある古民家。それが茶話駄の第一印象。自宅をそのままお店にされているので、門をくぐり、玄関を入っても、旧家そのもの。
「ようこそ、おいでくださいました。」
と奥様。品の良い、やさしそうな方。
民家でいうところの、客間に当たる部屋に通される。このお店は予約制。だが、人数だけ事前に知らせて、メニューはお店に着いてから決める仕組み。
メニューを見て納得した。盛りそばを2枚食べるそば好きコースと、盛りそば1枚+お好みのそばを1杯食べるそば三昧コースの2種類だけしかない。どちらもそばの量は一緒なので、人数分だけ蕎麦を打てばよいのだろう。
3人だったので、盛りそばコースをひとつ、そば三昧コースのおろしそばとにしんそばの3種類を頼んだ。
麺は、つなぎなしの十割蕎麦。こしは十分ある。麺の太さは更級系の細麺よりはやや太い感じ。太さが不揃いなのも手打ち感があって悪くない。
「最初の一口は、つゆなしで、藻塩を付けて召し上がってみてください。」 と奥様。
これがなかなか秀逸。麺の風味がよくわかる食べ方。ふたくち目からはだし汁につける。やや濃い口だが、醤油辛くはなく枕崎産の鰹出汁がよく効いて美味しい。

そば好きコース2枚目の盛りそばは、出汁が変わる。ふわっと辛い独特のからみ大根が味を引き締める。個人的には、1枚目より美味しいと思う。
おろしそばにも、からみ大根が使われている。にしんそばは、鰹出汁にショウガ?でアクセントをつけてある。どちらも美味しい。

仕上げには、そばぜんざいか、そば掻きのどちらかを選ぶ。
両親がそばぜんざいを選んだが、上品な甘さで美味しいとのこと。私が食べたそば掻きは、独特のふわっとした仕上がり。そば掻きといえば、そば団子のようなイメージしかなかったので、これはかなり意外。かき混ぜるときにしっかり空気を入れるのか?口当たりがとても柔らかく、こちらも上品な味。ほうじ茶のような香ばしさのあるそば茶とよく合う。
食後、ご主人も出てこられた。初対面でも、とっても話しやすい、やさしい人柄が感じられるご夫婦。定年退職後、蕎麦の修行をして自宅で開業されたとのこと。
そのせいか、儲けるためではなく、本当に美味しいそばを打ちたくてお店をやっているという雰囲気が伝わってくる。
客席も、私たちが通された母屋の他に、蔵と茶室?のような席があり、3組が限度のように見受けた。尋ねはしなかったが、週末は予約が取れないこともありそうだ。
広島県は、うどん文化圏。美味しい蕎麦屋にはなかなか巡り会えないが、今日は収穫ある一日でした。
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手打ちそば 茶話駄
尾道市御調町貝ヶ原72-2
電話 0848-76-0184
営業時間 11:00~15:00
定休日 月・火曜日(祝祭日は営業)
予約制 そば好きコース 1,600円 そば三昧コース 1,800円
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