木部谷温泉・松の湯
【2005年4月】
間欠泉が中国地方にもあるらしいという話を聞いて訪ねてみた。中国道六日市ICから津和野方向に国道187号線を12km、約15分進むと、右側に木部谷温泉の看板。
森に囲まれるように建物がある。
何はともあれ、まずは入浴。
(^^)
入浴料は350円。入口で愛想の良いおばさんに払う。
浴室はさほど広くはない。タイルの壁に石張りの床。浴槽も石造りで、5~6人が一度に入れる広さ。
浴槽から床にかけては、一面茶色の析出物で覆われている。これはとっても濃い湯に違いない。(^^)♪
誰もいない湯舟に近づくと、湯の表面にうっすらとカルシウムの膜が。成分の濃さと鮮度を物語っている。これには感動して、膜をこわすのがもったいないと、しばらく逡巡していたが、脱衣場に人の気配がしたのでザブンと入った。他人に壊されるくらいなら私が壊したい。(^^;
湯は、掛け流しではない。源泉温度が20℃と低く成分濃度が高いので、ボイラー加熱をしようにもすぐにボイラーが壊れてしまうらしい。それで、ここの浴槽には源泉を直接流し込む管と、蒸気で湯を温める管で湯を調節できるようになっている。なかなか良いアイデア。
源泉を流し込んでみる。浴槽の湯は茶色だが、湯口からあふれる源泉は透明。これは湯が新鮮な証。口に含んでみると鉄分主体の味だが、他の鉱物臭も感じられる。
湯口、浴槽、流し場と全体を茶色に染め抜く湯だが、所々に緑色の模様が付いている。これは何の成分かわかならなったので、一緒に入浴した地元の人に聞いてみた。
「こんにちは。ちょっとお尋ねしたいのですが。」
(⌒ー⌒)
「・・・。なんね?」
「この緑色の模様は、銅の成分かなにかですかね?」
「いいや。これは藻じゃ。」
「藻???どこから植物が湯に入り込むんですか?」
「ここの温泉は、中にはじめから藻を含んでいるらしい。それが地表に出て繁殖するからこうなる。」
これには驚いた。なかなか珍しい温泉である。
肌触りはとっても優しい。茶色のクリームのよう。phはお肌に優しい弱酸性。(某石けんのCMみたいですが。)
この日は、私が源泉をドバドバ入れて(^^;)あまり暖めなかったので、40℃弱のぬる湯だったが、炭酸泉でもあるので、長時間入っていると、しっかり暖まる。

お湯を堪能した後は、間欠泉へ。旅館の左から裏山に向かう。ゆるい上り坂を30mほど登ると、間欠泉のある池を囲むように広場がある。
ここの間欠泉は25分間隔で吹き上がるとのこと。この時は運良く5分もした時に、シュワシュワと泡が立ち始めた。
泡はどんどん背が高くなり、ピークで120~130cmくらいまで成長。確かにこれは間欠泉である。
ここの間欠泉の原理は、地中に閉じこめられた源泉に含まれる炭酸ガスが地表に近づくにつれ膨張し、水圧を超える圧力にまで達したときに一気に地表に吹き出すらしい。相当の濃度の炭酸ガスが含まれた温泉だということだろう。
最近は、全国的に炭酸泉がブームとか。ぬる湯でも血管拡張効果により暖まる炭酸泉は、実は日本の温泉では少数派。
その中で、島根県の三瓶山周辺や島根県西部から山口県東部の山間地域ではこういった炭酸泉が点在する。次回は、この近くにある全国屈指の炭酸泉を紹介しましょう。
【追記】
浴槽の写真がないのは、カルシウムの膜に感動して、しばし眺めていて写真を取り忘れたから。次の人が来るまでにサッサと撮るべきだったと反省
\(_ _ )。
| 固定リンク


コメント
ここも良さそうな湯ですね。
源泉は透明で沸かすと茶色、炭酸分も含むということは、さんべ荘と似た温泉かなと思いますが。
でも、さんべ荘にはカルシウムの膜は張っていないし、藻もなかったと思うので微妙に違うんでしょうね。
投稿: 安芸浪漫 | 2007年9月23日 (日) 16時56分
■安芸浪漫さん、こんにちは。
あまりデータに拘らない性格なので、泉質や成分総計はあまり調べていないのですが、ここの湯は三瓶よりは濃い感じがします。
含二酸化炭素塩化物泉だと思うのですが、カルシウムは間違いなくたっぷり含まれているし、島根県の資料にはラジウム泉と書かれている。
なんか、とっても効きそうな湯ですね。(^^)
投稿: 温泉トトロ | 2007年9月24日 (月) 04時23分
温泉いきたあ~いぃ!!とこのブログとともに思いつつ早1年!
やっと行ってきました。
三瓶温泉国民宿舎さんべ壮。
平日ということもあって、貸切状態。
おもいっきり堪能してきました(^^♪
次は何処にと、またブログで研究させていただきますね。
とりあえず、バカナリヤ・バーでカクテル飲みたいです(笑)
PS:夏バテしていたパソ環境も快適に戻りました。お世話かけました。m(__)m
投稿: ため息ママ | 2007年9月30日 (日) 21時32分
■ため息ママさん、こんにちは。
遂に温泉にたどり着かれましたね(^^)
三瓶温泉、良かったみたいですね。
文体が、鼻息ママさんになってますよ(笑)
次は美肌のアルカリ単純泉かな?
私のブログは泉質中心の紹介なので、食事や施設面などについては個別にお尋ねください。
いい温泉や美味しいカクテル・・・
頑張って家庭を守っている主婦にも、たまには自分へのご褒美があっていいと思います。^^
投稿: 温泉トトロ | 2007年9月30日 (日) 22時27分